首藤隆司の童謡・唱歌「城ヶ島の雨」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第497回(2019年6月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  梅雨の時期なので、雨の歌を歌いましょう。今日は「城ヶ島の雨」を歌います。島村抱月の率いる「芸術座」の第1回音楽会が1913年(大正2年)に開かれ、そのために作詞を北原白秋に依頼し、作曲を梁田 貞(ただし)が担当しました。音楽会は大成功で、この曲は学生たちの間で歌われました。いま城ヶ島大橋の袂にこの詩を彫った大きな石碑が建っています。

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「首藤隆司の童謡・唱歌」から「菩提樹」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 第488回(2019年1月24日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  寒い日が続いていますが、お元気ですか。今日は今の季節にふさわしい、シューベルトの歌曲集「冬の旅」の中から「菩提樹」を歌います。初夏には幸せな恋愛をしていた青年が、冬には恋に敗れて、冷たい風の吹く夜、放浪の旅に出るという歌で、作詞はミュラー、訳詞は近藤朔風です。「冬の旅」は、失恋を歌った歌曲集で、若い頃あまり女性にもてなかった私の愛唱歌でした。

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首藤隆司の童謡・唱歌「七里ヶ浜の哀歌」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第464回(2018年1月25日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  今から108年前、1910年(明治43年)の1月23日、鎌倉の沖で悲惨な事故が起きました。逗子開成中学の生徒12人が学校に内緒で、ボートの遠出をしようとして、途中の七里ヶ浜沖で転覆、全員が死亡しました。開成中学の合同葬儀で、近くの鎌倉女学校の生徒たちが歌ったのが「七里ヶ浜の哀歌」でした。作詞は当時鎌倉女学校の教師だった三角錫子。曲は、アメリカ人ゴードンが作曲した賛美歌「帰郷のよろこび」をそのまま借りたもので、今で言えば替え歌でした。その後、演歌師たちによって全国に広まり、女学生たちの愛唱歌になりました。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「埴生の宿」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第463回(2018年1月11日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  新年あけましておめでとうございます。良いお正月だったでしょうか。どこかへお出掛けになりましたか。私は人混みが嫌いで、狭いながらも楽しい我が家でお酒をいただきながら過ごしました。今日はお正月らしく、狭いながらも楽しいわが家を歌った「埴生の宿」を歌いましょう。埴生の宿というのは、泥で作った粗末な家という意味です。元の歌は、アメリカ人ペイヌの詩にイギリスの作曲家ビショップがオペラのアリアとして曲をつけた「ホームスウィートホーム」です。その歌詩を、里見義(ただし)が訳詩しました。1889年(明治22年)「中等唱歌集」に発表されました。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「宵待草」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第452回(2017年7月27日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  暑くなってきましたね。お元気ですか。夕方散歩に出ると、空き地に宵待草が黄色の可憐な花を咲かせています。本当の名前は、オオマツヨイグサというのですが、竹久夢二が有名な詩を発表してから、「宵待草」と呼ばれるようになってしまいました。今日は「宵待草」を歌いましょう。作詞は竹久夢二、作曲は多忠亮(おおのただすけ)です。詩は一番しかなかったのですが、短すぎるというので、西条八十が2番を付け足しました。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「かやの木山」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第434回(2016年10月27日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  もう秋も終わりという感じになってきましたね。そろそろ私たちは、冬ごもりの準備を始めなければなりません。こんな時期、囲炉裏が懐かしくなりませんか。最近は、近代的なホテルや旅館でも、ロビーの一角に囲炉裏を作って、お客さんを喜ばせるところもあるようです。今日は囲炉裏の出てくる子守唄「かやの木山」を歌いましょう。作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰です。北原白秋と山田耕筰は一緒に、雑誌「詩と音楽」を発行し、そこに次々と名曲を発表しましたが、これは1919年(大正7年)7月号に載せた作品です。

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首藤隆司の童謡・唱歌「出船」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン 首藤隆司 第416回(2015年12月10日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  歌の中には、季節を感じさせないものもありますが、歌っていて季節を示す言葉に気づくこともあります。勝田香月作詞、杉山長谷夫作曲の「出船」は、1番の歌詞に「雪が降る」とあるので冬の歌と気づきます。1918年(大正7年)19歳だった詩人勝田香月は、石川啄木にあこがれて北国を旅し、能代港の雪景色に感動して、大館市の旅館でこの詩を書きました。ヴァイオリニストで作曲家だった杉山長谷夫が、1922年(大正11年)にこの曲をつけました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「出船の港」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第392回(2014年12月11日)  首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  寒くなってきました。そろそろ日本海は冬の海らしく荒れてきたでしょうか。今日は、勇ましい海の歌、「出船の港」を歌いましょう。1925年(大正14年)の正月、講談社が月刊雑誌「キング」を創刊することになりました。その巻頭に載せるために時雨音羽が書いた詩に、中山晋平が曲をつけました。それをテナーの藤原義江が歌って大ヒットしました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「アニーローリー」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第391回(2014年11月27日)  首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  今日は、一人の美しい女性に純愛を捧げた歌「アニーローリー」を歌いましょう。この歌は、1884年(明治17年)「才女」という曲名で「小学唱歌集3」に発表されたことがあります。曲はスコットランドのアマチュア作曲家、スコット夫人、作詞はウィリアム・ダグラスで、1853年に起こったクリミア戦争で、兵士たちが盛んに歌ったと伝えられています。訳詞は、堀内敬三です。

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首藤隆司の童謡・唱歌「夢みる人」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第382回(2014年7月10日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  そろそろ梅雨が明けるでしょうか。夜明けが早くなって、朝早くすっきりと目が覚めるようになりましたね。今日は、眠っている恋人に、起きてごらんと呼びかける恋の歌、フォスターの「夢みる人」を歌いましょう。フォスターというと、少し田舎くさいが親しみやすい曲という印象が強いですが、晩年につくられたこの曲は、洗練された美しいメロディーを持っています。訳詞は津川主一です。

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首藤隆司の童謡・唱歌「カチューシャ」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第374回(2014年3月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  私の住む八王寺では、桃の枝に少し赤みが差してきました。やがて桃、リンゴ、梨の花が咲き始めます。リンゴの花がほころぶといえば、思い出す歌はロシア歌曲「カチューシャ」です。ソ連の作曲家ブランデルが1939年(昭和14年)に作った曲ですが、日本では戦後、うたごえ運動の中で爆発的に広がりました。カチューシャというのは、日本で言えば花子さんのように、ロシアでありふれた女性の名前です。今日は1番から3番までは日本語で、4番はロシア語で歌ってみます。

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首藤隆司の童謡・唱歌「かやの木山」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第365回(2013年10月24日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  もう秋も終わりという感じになってきましたね。そろそろ私たちは、冬ごもりの準備を始めなければなりません。こんな時期、囲炉裏が懐かしくなりませんか。最近は、近代的なホテルや旅館でも、ロビーの一角に囲炉裏を作って、お客さんを喜ばせるところもあるようです。今日は囲炉裏の出てくる子守唄「かやの木山」を歌いましょう。作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰です。北原白秋と山田耕筰は一緒に、雑誌「詩と音楽」を発行し、そこに次々と名曲を発表しましたが、これは1919年(大正7年)7月号に載せた作品です。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by わが卒業式 [ 首藤隆司 ]楽天ブックス首藤隆司集 日本短歌叢書 首藤隆司 近代文藝社発行年月:1996年04月 ページ数:93p サイズ:楽天市場 by

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首藤隆司の童謡・唱歌「椰子の実」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第361回(2013年8月22日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。   いよいよ夏も終わりです。海も寂しくなったことでしょう。1897年(明治30年)、民俗学者柳田国男が、愛知県の伊良湖岬を旅していて、海岸で椰子の実をひろいました。それがヒントになって、のちに日本民族の一部は南の島から筏に乗ってやって来たのだという「海上の道」という学説に発展します。柳田は、友人の島崎藤村にその話をします。藤村はそれを詩に書いて、詩集「落梅集」に発表しました。1936年(昭和11年)、当時の日本は戦争に向かってまっしぐらで、国の指導者は恋や酒を歌う退廃的な流行歌をいまいましく思っていました。国民にまじめな歌を歌わせるために、NHKは「国民歌謡」という番組を作ります。そこで東海林太郎が歌ったのが、作詞 島崎藤村 作曲 大中寅二の「椰子の実」でした。今も芸術歌曲として愛唱されています。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by 夏休みに戦争が終わった 国民学校生徒の日記 (単行本・ムック) / 首藤隆司/著CD&DVD NEOWING★書籍商品の購入に関するご注意コチラ↓より、初回盤・特典の詳細、在庫情報・出荷状況をご確認ください。楽天市場 by

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首藤隆司の童謡・唱歌「野ばら」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第357回(2013年6月27日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。   前回はウェルナーの「野ばら」を歌いました。今日は日本の「野ばら」を歌いましょう。詩は三木露風、作曲は山田耕筰です。1917年(大正6年)、北海道のトラピスト修道院で教師をしていた三木露風が、北海道の野ばらを詠んだ詩を絵葉書に書いて、友人の山田耕筰に送りました。そのはがきを読んだ耕筰は、その夜すぐに曲を付けたそうです。三木露風の研究をしている人は、この野ばらはハマナスのことだと書いています。

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首藤隆司の童謡・唱歌「野ばら」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第356回(2013年6月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。   バラの美しい季節になりました。わが家の狭い庭にも、白い野ばらが咲き、いい香りを漂わせています。今日は、ウェルナー作曲の「野ばら」を歌いましょう。ドイツの詩人であり作家であったゲーテの詩にウェルナーが曲を付けました。美しい野ばらの花を見つけた少年が、その花を摘もうとします。花は、「わたしを折らないで、もし折るなら刺であなたの指を刺しますよ」と言いますが、少年はかまわず花を摘み、バラは刺で刺したという詩で、ゲーテは初恋の女性の心を傷つけたことを反省して、これを書いたと言われています。この詩には、たくさんの作曲家が曲を付けています。シューベルトのものが一番有名です。シューベルトは自分の曲をゲーテに贈りましたが、ゲーテは返事も寄越さなかったそうです。訳詞は近藤朔風です。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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パソコンが直りました

パソコンの修理に24日も掛かってしまいました。これでブログの更新が出来ます。 三条短歌会で「荒城の月」を歌う。

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