万葉集全釈(494)

四九四 我妹子(わぎもこ)を相知らしめし人をこそ恋のまされば恨めしみ思へ 恋しさがつのってくると、私の愛する人を逢わせ紹介してくれた人を恨めしく思います。
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私の好きな現代短歌(254)

大衆収奪予算というその性格をつきつめにつつ短しこの夜は  岩間正男  大衆を収奪する予算というその性格を追究していると夜は短く、もう夜が明けてきた。  一九四三(昭和二三)年。インフレで物価は高騰する。政府は臨時国会に予算案を提出するが、生活の苦しい国民に重い税金がかかってくる。正男はその予算案の問題点を究明するために、停電の夜…
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万葉集全釈(493)

四九三 置きて行(ゆ)かば妹(いも)恋ひむかもしきたへの黒髪敷きて長きこの夜を 田部忌寸櫟子(たべのいみきいちひ) 置いて行ったならば、あなたは恋しがるだろうか。黒髪を敷いて寝る長いこの夜を。 かも=疑問 しきたへの=黒髪の枕詞 黒髪敷きて=女性が一人で寝る様子
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万葉集全釈(492)

田部忌寸櫟子(たべのいみきいちび)が太宰に任じられた時の歌四首 四九二 衣手(ころもで)に取りとどこほり泣く子にもまされるわれを置きていかにせむ  舎人吉年(とねりのよしとし) 衣の袖に取りすがって泣く子ども以上に悲しむ私を置いて、あなたはどうするのでしょう。 田部忌寸櫟子が太宰府に転勤することになって、舎人吉年(女性)が…
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首藤隆司の童謡・唱歌「城ヶ島の雨」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第497回(2019年6月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  梅雨の時期なので、雨の歌を歌いましょう。今日は「城ヶ島の雨」を歌います。島村抱月の率いる「芸術座」の第1回音楽会が1913年(大正2年)に開かれ、そのために作詞を北原白…
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私の好きな現代短歌(253)

手巻煙草はばかりもなく売られおりこの闇市の露地の一角    岩間正男  配給以外のタバコの販売は禁止されているのに、この闇市の露地の一角では、何のはばかりもなく手巻きタバコが売られている。  主食の米、麦はもちろん、酒、タバコ、衣料品などは勝手な売買は禁止されていたが、町のあちこちに露天の市場が出来、そこでは公然と、あるいは非公…
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万葉集全釈(491)

四九一 川の上(へ)のいつ藻の花のいつもいつも来ませわが背子(せこ)時じけめやも 川の上のいつ藻の花のように、いつもいつも来てください貴方、来て悪い時などありませんよ。 川の上のいつ藻の花の=「いつも」を言い出すための序詞 いつ藻=「いつ」は藻をほめる接頭語 時じ=その時ではない けめやも=反語
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首藤隆司の童謡・唱歌「揺籃のうた」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第496回(2019年5月23日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  八百屋さんの店先に「枇杷」が並んでいます。枇杷の実を見ると、私は「揺籃のうた」を思い出します。2番の歌詞に「枇杷の実が揺れるよ」とあるからです。3番の歌詞にある「木ねず…
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私の好きな現代短歌(252)

「社会党書記長個人」ということば混迷の世の流行語となる   岩間正男 「社会党書記長個人」という言葉が、混迷の社会の流行語になっている。  一九四七(昭和二二)年の総選挙で第一党になった社会党委員長片山哲が内閣を作ったが、社会党の内紛から内閣を維持できなくなり、副総理で民主党総裁の芦田均に内閣を禅譲した。その芦田内閣副総理で社会…
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万葉集全釈(490)

吹芡刀自(ふぶきのとぢ)の歌二首 四九〇 真野(まの)の浦の淀の継橋(つぎはし)心ゆも思へや妹(いも)が夢(いめ)にし見ゆる 真野の浦の淀み掛かる継ぎ橋のように、続けて心に懸けてくれているからだろうか、あなたが夢に見えるのは 刀自=年配の女性の尊称 継橋=板をつないだ橋 ゆ=~によって や=疑問 し=強め …
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首藤隆司の童謡・唱歌から「鎌倉」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」から「鎌倉」 バリトン独唱 首藤隆司 第495回(2019年5月9日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  すっかりいい季候になり、旅に出かけたくなりますね。鎌倉へ出かけてみませんか。今日は、年輩の方には懐かしい文部省唱歌「鎌倉」を歌いましょう。歌詞は東京帝国大…
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私の好きな現代短歌(251)

引揚げ船いくつか還るそが中にもしや弟がと思うしばしば    岩間正男  引き揚げ船がいくつか還ってきたが、その中にもしや弟が元気でいるのではないかと、度々思う。   一九四五(昭和二〇)年秋、南洋や大陸に派遣されていたたくさんの兵隊や民間人が、船で日本に引き揚げてきた。その船を引き揚げ船と呼んでいた。正男の弟は徴兵されて南洋の方へ…
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万葉集全釈(489)

鏡王女(かがみのおほきみ)が作った歌一首 四八九 風をだに恋ふるはともし風をだに来むとし待たば何か嘆かむ たとえ風だけでも恋するとはうらやましい。風だけでも来ると思って待っているのなら、何を嘆くことがあろうか。 だに=たとえ~だけでも 恋をしていない自分を嘆いている歌。
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首藤隆司の童謡・唱歌「さくら」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第493回(2019年4月11日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  各地の桜だよりがうれしい4月です。もうお花見の計画はお決まりですか。私はいつも、自転車に乗って通りがかりの燕市体育館、児童公園の桜を横目に見るだけでお花見は終わりで…
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