私の好きな現代短歌(174)

その枝に花あふれ咲く雪柳(ゆきやなぎ)日々来るわれは花をまぶしむ   佐藤佐太郎
 枝に花があふれ咲いている雪柳。それを毎日見に来る私には、花がまぶしい。

 雪柳の咲く春から始まって、佐太郎の日課である散歩は、夏、秋へと続く。
 道のべに十株ほどの金盞花(きんせんか)かがやきて春晴はいま風に随(したが)ふ
 夏あさく街路樹のさくころとなりむらさきつつじわれを富ましむ
 往反の道にアベリアの花さきて日ごとの夏の香を呼吸する
 旗のごと紅蜀葵(こうしょくき)なびく道のべの晩夏の風に吹かれて歩む
 椅子あれば菊芋(きくいも)といふ雑草の咲けるほとりにしばらく憩ふ
 家いでて蛇崩道に一時間われのひたれる黄菊の天


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