首藤隆司の童謡・唱歌「揺籃のうた」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第496回(2019年5月23日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  八百屋さんの店先に「枇杷」が並んでいます。枇杷の実を見ると、私は「揺籃のうた」を思い出します。2番の歌詞に「枇杷の実が揺れるよ」とあるからです。3番の歌詞にある「木ねずみ」というのを、ねずみが木に登るのかと思っていました。40年ほど前、コーラスでこの歌を練習していたとき、何か変だなと思って辞書を引いてみたら、栗鼠のことだと分かりました。作詞は北原白秋、作曲は草川信で、1921年(大正10年)雑誌「小学女生」に発表されました。子どもには子どもらしい文化をという運動のなかで生まれた名曲です。

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首藤隆司の童謡・唱歌「春よ来い」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第491回(2019年3月14日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  3月とは言っても、まだまだ寒い日が続きます。子供たちも早く春が来ないかなと待っています。今日は、その気持ちをそのまま歌った「春よ来い」を歌いましょう。作詞は糸魚川生まれの相馬御風、作曲は弘田竜太郎です。1923年(大正12年)児童雑誌「銀の鈴」に発表されました。歌に出てくる「みいちゃん」は、御風の長女、文子さんのことで、「ジヨジョ」というのは草履のことを言う幼児語でしょう。相馬御風は、早稲田大学の校歌を始め、日本全国の、たくさんの学校の校歌を作詞したことでも有名です。皆さんの卒業した学校の校歌はどうでしたか。三条東高校の前の校歌も御風が作詞しています。短い歌なので、2度歌います。  

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首藤隆司の童謡・唱歌「ペチカ」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 第485回(2018年12月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  いよいよ押し詰まってきました。今年はあなたにとってどんな年だったでしょうか。よかった方も、悪かった方も、来年こそは幸せな年にしたいものですね。外は寒いですが、せめて家の中は家族仲良く暖かい家庭でありたいものです。今日は北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「ペチカ」を歌いましょう。この歌は、1924年(大正13年)に、当時日本が植民地としていた中国東北部の「満州教育会」の要請で、作られました。「ペチカ」というのはロシアの暖房装置で、石炭を燃やして壁や床を暖めるものです。山田耕筰は、後で「ペチカ」のロシア語発音は「ペイチカ」だと知って、歌手たちに「ペイチカ」と歌えと指導しました。今日は最後の5番だけ「ペイチカ」と歌ってみます。

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首藤隆司の童謡・唱歌「叱られて」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第484回(2018年11月22日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  今日は、秋の夕べの寂しさ、哀しさを歌った「叱られて」を歌います。もっとも、歌詞には秋とは書かれていません。2番の歌詞に「花の村」とあるので、春のようでもありますが、「ほんに花見はいつのこと」とあるので、私は勝手に秋の終わりだと思いました。作詞は清水かつら、作曲は弘田竜太郎で、1920年(大正9年)「少女号」4月号に発表されました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「夕焼小焼」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第479回(2018年9月13日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  夏も終わりに近付いて、夕焼けが美しい時期になってきました。真っ赤な夕焼けを見ていると、なぜか子どもの頃を思い出しますね。今日はを歌いましょう。作詞は1919年(大正8年)に童謡詩人の中村雨紅が書き、1923年(大正12年)に草川 信が曲を付けました。草川は長野出身で、善光寺の鐘の音をイメージしながら作曲したそうです。中村雨紅の故郷、東京都八王子の宝生寺に詩碑が建てられています。

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首藤隆司の童謡・唱歌「てるてる坊主」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第474回(2018年6月28日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  南の方から梅雨が近づいてきました。私は、日本一雨の降らない香川県で育ったので、雨は苦手です。今日は、雨が降らないように祈る歌「てるてる坊主」を歌いましょう。子どものころ、運動会や遠足の前の日、てるてる坊主を作って軒先につるし、今は亡き母と一緒にこの歌を歌ったことを、懐かしく思い出します。作詞は浅原鏡村、作曲は中山晋平です。1921年(大正10年)「少女の友」6月号に発表されました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「背くらべ」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第471回(2018年5月10日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。   風薫る5月になりました。格差社会になり、景気の良いところと悪いところがありますが、それでもゴールデンウイークは海外旅行も含めて、観光旅行は大変にぎわったようですね。さて、遅ればせながら5月5日は男の節句、子供の日。それを祝って「背くらべ」を歌いましょう。作詞は海野 厚、作曲は中山晋平です。「カチューシヤの歌」で一躍有名になった中山晋平が、1919年(大正8年)初めて童謡に挑戦した曲です。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「うれしいひな祭り」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第467回(2018年3月8日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  ついこの間お正月だと思ったのに、もう3月になりました。まだ吹く風は冷たいですが、木々の枝には芽がふくらんでいます。3日は女の子たちの喜ぶ「ひな祭り」でした。ひな祭りといえば誰でも思い出す歌があります。サトウハチロー作詞、河村光陽作曲の「うれしいひな祭り」 です。この曲は1935年(昭和10年)に作られ、翌年、河村光陽の娘、河村順子の歌でレコードになりました。とてもいい歌だと思うのですが、サトウハチロー自身はこの歌が嫌いだったそうです。理由は、今となってはよく分からないのですが。

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首藤隆司の童謡・唱歌「水色のワルツ」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第459回(2017年11月9日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  戦争中は、男女交際、恋愛などは許されない風潮がありました。戦後になって男女交際の手段として社交ダンスが大流行しました。そこに登場したのが、藤浦洸作詞、高木東六作曲、双葉あき子が歌う「水色のワルツ」でした。高木東六さんは、フランスで音楽を勉強したので、外国風の曲が得意で、百二歳まで生きた長寿の方でした。 わが卒業式 [ 首藤隆司 ]楽天ブックス首藤隆司集 日本短歌叢書 首藤隆司 近代文藝社発行年月:1996年04月 ページ数:93p サイズ:楽天市場 by

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首藤隆司の童謡・唱歌「りんごのひとりごと」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第458回(2017年10月26日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  寒くなってきましたが、お元気でお過ごしですか。今の時期、果物と言えばリンゴでしょうか。今はリンゴといってもいろいろな味、いろいろな色、形のものが店先に並んでいます。私が子どもの頃は、リンゴと言えば青森、真っ赤なリンゴが普通でした。今日は昔のリンゴを歌った童謡「りんごのひとりごと」を歌いましょう。作詞は武内俊子、作曲は河村光陽で、1940年(昭和15年)キングレコードから、河村光陽の娘、河村順子の歌でレコードが発売されました。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌、「ぞうさん」

第457回(2017年10月12日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  新潟県には動物園がないので、みなさんはあまり動物園になじみはないかも知れません。昔は月岡に動物園があり、私の息子が小さいときには連れて行ったこともありました。北海道の旭川に旭山動物園があり、そこが動物の見せ方にいろいろな工夫をして、評判になり、今全国の動物園、水族館などで見せ方に工夫を凝らすようになり、お客を集めています。今、動物園の人気者と言えば何でしょう。パンダやコアラでしょうか。昔は動物園の人気者と言えば象に決まっていました。戦時中、空襲があって動物たちが町に逃げ出したら危険だというので、猛獣はみんな殺されてしまいました。象は、頭がよくて毒餌を食べさせようとしても食べません。仕方がないので餌を与えないで飢え死にさせました。戦後になってそんな悲しい話が伝わってきました。子どもたちは象を見たがって、東京台東区の子どもたちは「子供議会」を開き、名古屋の東山動物園に象を貸してほしいとお願いをしたり、インドのガンジー首相に象をおねだりしたりしました。そして昭和24年、タイとインドから象が上野動物園に送られました。今日は、子どもたちの大好きな象を歌った童謡「ぞうさん」を歌いましょう。作詞はまど・みちお、作曲は團伊玖磨で、1952年(昭和27年)NHKラジオ「幼児の時間」に、歌のおばさん松田トシの歌で放送されました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「鞠と殿さま」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」「鞠と殿様」バリトン独唱 首藤隆司 第456回(2017年9月28日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  猛暑の夏が終わり、9月も終わりになってしまいましたね。私のような高齢者になると、月日が経つのが早く感じられて、ついこの間お正月を迎えたばかりだのに、という気持ちでいます。さて秋は、果物の多い季節ですね。ブドウ、リンゴ、柿、栗、梨などが店先に並びます。私の住んでいる燕市八王寺は果物の産地で、散歩をすると、いろいろな果物に出会います。驚いたのは、ミカンが成っていることです。新潟ではミカンは出来ないだろうと思い込んでいましたが、八王寺でミカンを育てている方がいらっしゃいます。今年もまだ青いですが、大きなミカンがたくさん育っています。そこで今日は、和歌山のミカンを歌った童謡「鞠と殿さま」を歌いましょう。作詞は西条八十、作曲は中山晋平で、1929年(昭和4年)児童雑誌「コドモノクニ」1月号に発表されました。中山晋平は、童謡としてではなく新民謡として作曲し、佐藤千夜子の歌でレコードが発売されました。昭和38年、和歌山城天守閣下に詩碑が建てられ、西条八十も出席しました。 

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首藤隆司の童謡・唱歌「蛙の笛」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第453回(2017年8月10日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  田圃の稲が元気よく育っています。夜になると、蛙の合唱がうるさく聞こえます。今日は作詞 斎藤信夫、作曲 海沼 実の「蛙の笛」を歌いましょう。1946年(昭和21年)4月、教員を退職し、これからの生活をどうしようかと悩んで、夜眠れなかった斉藤信夫の耳に蛙の合唱が聞こえ、この詩が生まれました。8月に、海沼 実が曲をつけ、川田正子の歌で、栃木県佐野市からNHKラジオにより全国に放送されました。当時のラジオからは、川田正子、孝子姉妹の歌声がいつも流れていました。

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首藤隆司の童謡・唱歌「花嫁人形」

燕三条FMラジオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第449回(2017年6月8日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤極司です。  6月と言えば、今の若い方々は、ジューンブライドと答えるかもしれません。ヨーロッパでは、6月と言えば、ようやく冬が終わり、太陽がさんさんと照り、一斉に花や緑が地上に充ちる喜びの時斯です。そんな時だから結婚式も多いのです。日本では、6月と言えば雨の時期の始まりで、あまり結婚式に向いているとは言えません。欧米の文化にあこがれる日本の若者は、日本の気候も考えず、ジューンブライド(6月の花嫁さん)にあこがれるようです。  今日は「花嫁人形」を歌いましょう。作詞は新発田出身の画家、蕗谷虹児です。1923年 (大正12年)雑誌「令女界」に発表した詩に、翌年杉山長谷夫が曲をつけました。蕗谷虹二は、自分に断りなしに杉山長谷夫が曲を付けて発表したごとを、あまり快く思っていなかったようです。新潟市西堀通イタリア軒の向かいに、この詩を刻んだ記念碑が建てられています。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「緑のそよ風」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第446回(2017年4月27日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。  いよいよゴールデンウイーク突入ですが、どこかへお出かけの計画はお持ちですか。どこへ出かけても緑が美しく、若葉の香りがする心地よい風が吹いています。今日は今の季候にぴったりの歌「緑のそよ風」を歌いましょう。作詞 清水かつら、作曲 草川信です。春の光景を描いたのどかな歌詞と、明るく朗らかな旋律が特徴です。1948年(昭和23年)3月にNHKラジオで発表されました。清水かつらが、東京都板橋区成増に住んでいて、そのあたりの風景を詩に詠みました。それで東武東上線成増駅前に、「緑のそよ風」の詩碑があります。2006年(平成18年)にテレビのCMソングとして使用されたので、覚えている方が多いと思います。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「どこかで春が」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第444回(2017年3月23日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  春の訪れが遅い越後路も、さすがに3月下旬となれば紛れもない春が来たようです。今の時期にふさわしい歌「どこかで春が」を歌いましょう。「どこかで水がながれ出す」という表現が、雪解けで始まる新潟の春に似合っています。子供たちに生活詩を書かせる運動をしていた民衆派の詩人、百田宗治が、1923年(大正12年)に、雑誌「小学男生」にこの詩を発表し、草川信が曲をつけました。大正時代、文部省唱歌は子供に道徳を押しつける内容が多い、子供には子供らしい歌や詩を与えようという「赤い鳥」の運動が盛んになりました。この歌は、そういう風潮の中で生まれました。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「うれしいひな祭り」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第443回(2017年3月9日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  ついこの間お正月だと思ったのに、もう3月になりました。まだ吹く風は冷たいですが、木々の枝には芽がふくらんでいます。3日は女の子たちの喜ぶ「ひな祭り」でした。ひな祭りといえば誰でも思い出す歌があります。サトウハチロー作詞、河村光陽作曲の「うれしいひな祭り」 です。この曲は1935年(昭和10年)に作られ、翌年、河村光陽の娘、河村順子の歌でレコードになりました。題は「うれしいひな祭り」ですが、曲が少し悲しそうに聞こえるのには、秘密があります。当時、サトウハチローは仲のよかった姉を病気で亡くし、悲しんでいました。「お嫁にいらした姉さまに」という歌詞に、その気持ちが表れています。ハチローと親しかった河村光陽は、ハチローの悲しい気持ちを汲みながら作曲したのでした。

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首藤隆司の童謡・唱歌「たき火」

第437回(2016年12月8日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  今日は、日米開戦75周年の日ですね。75年前、日本がアメリカの真珠湾を奇襲攻撃して、太平洋戦争が始まりました。その翌日、つまり75年前の明日、有名な童謡が発表されました。それが、巽 聖歌作詞 渡辺茂作作曲の「たき火」です。NHKラジオの「こどもの時間」は、予定通り童謡「たき火」を12月9日から放送し始めました。すると軍から、「たき火はアメリカの飛行機の目印になるし、落ち葉も大切な資源だから燃やすのは勿体ない。この歌は放送してはならない」と命令が来て、9日、10日の2日間放送されただけで、その後の放送を禁止されました。戦後昭和24年、「歌のおばさん」の時間に改めて放送され、全国で歌われるようになりました。巽聖歌が「垣根の垣根の」と詩に詠んだ垣根は、今も東京都中野区に残っています。

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首藤隆司の童謡・唱歌「夕方のおかあさん」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第430回(2016年8月25日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  とうとう夏休みも終わりですね。子どもさんたちは、怠けていた夏休みの宿題を片付けるので大慌てでしょうか。子どもたちより、おとうさん、おかあさんの方が大騒ぎでしょうか。私も子どもの頃、親から宿題を早くやっておきなさいと言われながら、ついつい後回しにして、今頃になって泣きべそをかきながら、母や兄に手伝ってもらったことを思い出します。私たちの子どもの頃は野球が盛んで、夕方暗くなるまで空き地で野球をしていて、おかあさんに「○○ちゃーん、ご飯だよー」と呼ばれてようやく名残を惜しみながら家に帰ったものでした。今日は、そんなことを思い出させる歌「夕方のおかあさん」を歌いましょう。作詞はサトウ・ハチロー、作曲は中田喜直で、1954年(昭和29年)に発表されました。 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「お山の大将」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第429回(2016年8月11日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  夏休みの中間点ですが、子どもたちは元気よく遊んでいるでしょうか。私たちが子どもの頃は、近所の子どもたちが集まって、外で元気に賑やかに遊んでいましたが、今の子どもたちはエアコンの効いた家の中で、一人でゲームをしていることが多いのではないでしょうか。今日は、昔の男の子たちの遊びを歌った「お山の大将」を歌いましょう。ちょっとした盛り土を見つけると、男の子たちは「お山の大将ごっこ」を始めます。上に立った仲間を突き落として自分が上に立ちます。単純な遊びを繰り返して飽きません。辺りが薄暗くなって子どもたちが家に帰ると、お月さまが一人で「お山の大将ごっこ」をしています。西条八十作詞 本居長世作曲、長世の娘みどりが歌ったレコードが1921年(大正10年)に発売されました。この詩には、 成田為三、草川信、山田耕筰も曲を付けています。 わが卒業式 (日本短歌叢書)近代文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by 夏休みに戦争が終わった ~国民学校生徒の日記~文芸社首藤 隆司ユーザレビュー:Amazonアソシエイト by

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首藤隆司の童謡・唱歌「ばあや訪ねて」

燕三条FMラヂオはーと番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 第427回(2016年6月23日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  南の方から梅雨前線がだんだん北上してきました。新潟県もそろそろ梅雨に入りますね。少し蒸し暑くなってくると、栗の花が咲き始め、独特の匂いがあたりに流れます。人によっては気分が悪くなるという匂いです。栗の花が出てくる歌があります。今日はその「ばあや訪ねて」を歌いましょう。斉藤信夫作詞、海沼実作曲で、1947年(昭和22年)1月、川田正子さんがNHKのラジオで歌いました。斉藤、海沼、川田トリオの童謡名曲はたくさんありますね。ばあやとか馬車は戦争直後の生活にはありませんでしたが、斉藤信夫の憧れがこの詩を生んだようです。

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