万葉集全釈(488)

額田王(ぬかたのおほきみ)が、近江天皇(おほみのてんおう)を思って作った歌一首 四八八 君待つと我(わ)が恋ひをれば我がやどの簾(すだれ)動かし秋の風吹く あなたのお出でを待って私が恋しく思っていると、我が家の簾を動かして秋風が吹きます。 君=天智天皇
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私の好きな現代短歌(250)

井戸水に豆腐を冷やし妻の待つ夕餉というに帰り来にけり かにかくに年祝ぎせんとひと握りのごまめは妻のもとめ来しもの たどたどし子らが書きたる手紙にて「かずの本を下さい、机も下さい、腰かけも下さい」                                     岩間正男  たどたどしく子どもたちが書いた「数の本をくださ…
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首藤隆司の童謡・唱歌「春よ来い」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第491回(2019年3月14日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは首藤隆司です。  3月とは言っても、まだまだ寒い日が続きます。子供たちも早く春が来ないかなと待っています。今日は、その気持ちをそのまま歌った「春よ来い」を歌いましょう。作詞は糸魚川生…
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万葉集全釈(487)

四八七 近江路(あふみぢ)の鳥籠(とこ)の山なる不知哉川(いさやがわ)日(け)のころごろは恋ひつつもあらむ 近江路の鳥籠山を流れるいさや川の「いさ」のように、どうなるか分からないが、しばらくは恋しく思いながら過ごすのでしょう。 いさ=さあどうなるか分からない 日のころごろ=しばらく 右の歌は、考えてみると、高市崗本宮、後崗本宮…
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(249)私の好きな近代短歌

百合一輪買い来て妻が瓶にさす奢りといわば言うを得べきか   岩間正男  この食糧難の時代に、妻が一輪の百合を買ってきて、瓶に生けてある。贅沢というならそうかも知れない。  庶民はみんな食糧をどうして手に入れようかと必死の時代、花を買ってきて飾るなどは贅沢な話だった。しかし岩間夫妻はそんな生活の中でも、美を愛する気持ち、心のゆとり…
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万葉集から「令和」

万葉集第五巻 梅花の歌三十二首 序 天平二年正月十三日、帥(そち)の老の宅に卒(あつ)まるは、宴会を申(の)ぶるなり。時に初春の令(よ)き月にして、気淑(よ)く風和み、梅は披(ひら)く、鏡の前の粉を、 天平二年正月十三日、太宰の帥の老(大伴旅人)の家に集まるのは、宴会を開くのである。時は初春の良い月で、空気も良く、風はやわらか…
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万葉集全釈(486)

反歌 四八六 山の端(は)にあぢ群(むら)さわき行(ゆ)くなれど我はさぶしゑ君にしあらねば 山の端にあじ鴨が漏れ騒ぐように人々は行くけれど、私は寂しいよ。それが貴方ではないので。 ゑ=嘆息を表現する間投助詞 ~よ   し=強意の助詞
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私の好きな現代短歌(248)

山青く迫れる部屋にうつしみの眠り足らいし眼(まなこ)をひらく      岩間正男  疲れ果てていた私は、山が青く迫っている部屋でぐっすりと熟睡して今目が覚めた。  一九四七(昭和二二)年は、二・一ストに始まり、参議院選挙運動、国会活動と激務が続いた。疲れ果てた正男は国会が終わった秋、湯沢温泉「高半旅館」で静養する。歌人である正男…
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首藤隆司の童謡・唱歌「人を恋うる歌」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」 バリトン独唱 首藤隆司 第490回(2019年2月28日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。 来月に入ると、県内の高校では卒業式が行われます。私の高校卒業は1954年(昭和29年)でした。あの頃の私たちには、旧制高校への憧れがあって、朴歯の高足駄を履き、…
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万葉集全釈(485)

崗本(をかもとの)天皇の御製(ぎょせい)一首 短歌を併せた 四八五 神代より 生(あ)れ継ぎ来れば 人さはに 国には満ちて あぢ群(むら)の 通ひは行けど 我(あ)が恋ふる 君にしあらねば 昼には 日の暮るるまで 夜(よる)は 夜(よ)の明くる極(きは)み 思ひつつ 眠(い)も寝がてにと 明かしつらくも 長きこの夜(よ)を 神代…
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首藤隆司の童謡・唱歌「遥かな友に」

燕三条FMラジオハート番組「首藤隆司の童謡・唱歌」バリトン独唱 首藤隆司 第489回(2019年2月14日) 首藤隆司の童謡・唱歌  こんにちは、首藤隆司です。 寒い日が続いていますが、お元気でお過ごしのことと思います。「寂しい雪の夜は、囲炉裏のはたで遠くの友人を思い出す」という歌「遥かな友に」を今日は歌いましょう。19…
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