田口広麻呂(たぐちのひろまろ)が亡くなった時に、刑部垂麻呂(おさかべのたりまろ)が作った歌一首
四二七 百足(ももた)らず八十隈坂(やそくまさか)に手向(たむ)けせば過ぎにし人にけだし逢はむかも
曲がり角の多い坂で、神様をお祀りしたらひょっとして亡くなった人に逢うことができるだろうか。
百たらず=八十にかかる枕詞 八十隈坂=曲がり角の多い坂 手向け=神を祀る せば=仮定 過ぎにし=死んだ けだし=ひょっとして かも=疑問
新潟県を中心とした短歌結社「日本海」に所属し、40年近く短歌を詠んできました。詩は高校時代から書き始めて「新潟詩人会議」に所属。燕三条FMラジオはーとで、「首藤隆司歌集より」という短歌随想の朗読を始めて12年。「首藤隆司の童謡・唱歌」という歌番組を始めて11年、溜まった原稿、録音をブログに掲載しています。
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