私の好きな現代短歌(254)

大衆収奪予算というその性格をつきつめにつつ短しこの夜は  岩間正男  大衆を収奪する予算というその性格を追究していると夜は短く、もう夜が明けてきた。  一九四三(昭和二三)年。インフレで物価は高騰する。政府は臨時国会に予算案を提出するが、生活の苦しい国民に重い税金がかかってくる。正男はその予算案の問題点を究明するために、停電の夜…
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万葉集全釈(493)

四九三 置きて行(ゆ)かば妹(いも)恋ひむかもしきたへの黒髪敷きて長きこの夜を 田部忌寸櫟子(たべのいみきいちひ) 置いて行ったならば、あなたは恋しがるだろうか。黒髪を敷いて寝る長いこの夜を。 かも=疑問 しきたへの=黒髪の枕詞 黒髪敷きて=女性が一人で寝る様子
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