万葉集全釈(489)

鏡王女(かがみのおほきみ)が作った歌一首
四八九 風をだに恋ふるはともし風をだに来むとし待たば何か嘆かむ

たとえ風だけでも恋するとはうらやましい。風だけでも来ると思って待っているのなら、何を嘆くことがあろうか。

だに=たとえ~だけでも

恋をしていない自分を嘆いている歌。

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