私の好きな現代短歌(248)

山青く迫れる部屋にうつしみの眠り足らいし眼(まなこ)をひらく      岩間正男
 疲れ果てていた私は、山が青く迫っている部屋でぐっすりと熟睡して今目が覚めた。

 一九四七(昭和二二)年は、二・一ストに始まり、参議院選挙運動、国会活動と激務が続いた。疲れ果てた正男は国会が終わった秋、湯沢温泉「高半旅館」で静養する。歌人である正男は、おそらく川端康成の「雪国」に関心を寄せただろうと思う。
 当時は、食糧統制令の時代で、配給の米を持って行くか、外食券を持って行かなければ、旅館や食堂でご飯が食べられなかった。私の経験では、一九五八(昭和三三)年まで、大学の学生食堂で米飯を食べる時、外食券を提出していた。
 杉の木に杉の花咲くひそけさよ谷の温泉(いでゆ)に日数こもれば

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