(246)私の好きな近代短歌

せまりいる飢餓を思うとき額よりまなぶたより汗のしたたりやまず      岩間正男
 国民に迫っている飢餓を思うと、国民の代表として国会議員をしている自分の重い責任を感じ、額から瞼から汗がしたたって止まらない。

 戦時中も食糧難だったが、戦後になると政府の無策や悪徳商人の暗躍もあり、ますます国民は飢餓にさらされる。一方では、軍用品を隠匿して横流しをしたり、法律の網をくぐって闇物資を売買してぼろ儲けをするにわか成金もいた。
 幾万枚の紙幣というを積みかさね尺もて計るしぐさとぞ聞く
 計画欠配を告ぐるラジオの声洩れくるバラックの低きトタン屋根より
 朝すでに汗ばむ顔を寄せ合いて電車の中に息こらしいる


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