私の好きな現代短歌(186)

陽光はふたたび深し年替りやうやく長き光を受くる    佐藤佐太郎
 明るい日光はまた深く差し込んできた。年が替わりようやく長い日光を受けることが出来た。

 一九八四(昭和五十九)年正月、佐太郎七十五歳。年末からぐずついていた天気がよくなり、新年の陽光が差してきた。前年に刊行した第十二歌集「星宿」に迢空賞が贈られた。健康のための散歩も続けられ、作歌、執筆の仕事は続いた。
 朝床にきこゆる風の音のありものを引きずる如きその風
 寒暑なき花みづき咲く空の下万物清々の時を惜しまん
 その下にとどこほる光木々はもついまだ花なく葉なき木なれど


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