私の好きな現代短歌(183)

さとりてもこれにてよしといふ事の無き奥行に常にこだはる   佐藤佐太郎
 新しい境地に到達しても、これでよいということのない奥深いものにいつもこだわっている。

 一道を極めた芸術家は、いつもこの思いを抱いているのだろう。だからこそ常人の到達し得ない境地に入ることが出来る。幾歳になっても飽くなき好奇心、探求心を失わないことが大切なのだろう。
 新しき言葉のひびき聞こえくる開けし幸を時におもはん
 わがことにあらねどあはれ窮れば則ち詐(いつは)るといふ言葉など
 時のまの心なごまん珈琲にそそぐクリームのひろがるあひだ
 日によりて数の異る返花黄の山吹は寒暑なく咲く


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