私の好きな現代短歌(168)

路地にゐる犬を怯れて進み得ぬまで年老いて衰へにけり   佐藤佐太郎
 散歩道の途中にいる犬が恐くて先へ進めないほど、年を取って衰えてしまったなあ。

 まだ海外旅行をするほど気力はあるのだが、体力は間違いなく衰えていく。若い時から犬は好きなのだが、うっかり近づいて、飛びつかれたりすると、転んで大変なことになる。警戒して犬には近づかないようにしている。老いの衰えを詠んだ歌が多くなる。
 朝床にさむるすなはち寒暖にこだはるあはれ体衰へて
 ふく風を聞けば寂しくこもりしが日課なきわれ午後また眠る
 ゆくりなき遭遇などを人の世の味はひと知るわれ老いてより
 蛇崩の道の斜陽にやまぶきの返花および老齢いこふ


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