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zoom RSS 私の好きな近代短歌(79)

<<   作成日時 : 2009/07/04 23:24   >>

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卓の下に蚊遣りの香を焚きながら人ねむらせむ処方書きたり         齋藤茂吉

 机の下に蚊取り線香を焚きながら、患者のために睡眠薬の処方箋を書いた。

 一九一六(大正五)年、三十三歳の茂吉は巣鴨病院の精神科の医者として勤務するかたわら、短歌結社「アララギ」の代表的歌人として大活躍をしていた。この年、長男茂太が生まれている。
 この歌は、前回の歌とともに、茂吉の数少ない労働歌の中のひとつである。夏の暑い夜、眠れないという患者の訴えに、白衣を着た茂吉が、蚊に悩まされながら一生懸命処方箋を書いている様子が浮かんできて、思わず微笑んでしまう。
 翌年一月には巣鴨病院を辞め、文学活動に専念するが、十二月には長崎医学専門学校の教授として迎えられ、長崎に赴任する。


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コメント(4件)

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私もいま机の下に蚊取り線香を
焚きながらPCをしているので
思わず笑ってしまいました。
Maria
2009/07/05 10:42
Mariaさま
メキシコの人たちは、蚊取りに何を使っていますか。蚊取り線香は日本の発明ではなかったでしょうか。今日本では、あまり線香を使う人はいなくて、電気蚊取りが一般的ですが。
首藤
2009/07/05 16:42
Mexicoで蚊取り用に使われているのは
日本と同じように電気蚊取り・スプレーなどが
一般的ですが渦巻き型の蚊取り線香もあります。
蚊取り線香の匂いが子供の頃の日本の夏を
思い出させてくれるので・・・
Maria
2009/07/06 09:34
Mariaさま
蚊取り線香は日本だけのものと思い込んでいたのは私の勘違いだったようですね。蚊取り線香はまだ生き残っていますが、懐かしい蚊帳があっという間に消えてしまいましたね。蚊帳の中に蛍を放して楽しんだ思い出がありますが、孫たちに蚊帳の話をしてもどんなものか想像も出来ないようです。
首藤
2009/07/06 14:34

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