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zoom RSS 私の好きな近代短歌(213)

<<   作成日時 : 2017/12/06 13:12   >>

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桐の花日日につやめく葉がいにはうしろ黝(くろ)みつつすでに夏空    岩間正男
 桐の花が日々に艶めき、その葉の間から覗く青空は黒ずんで見えるほどに晴れ渡って、もうすっかり夏空だ。

 一九四六(昭和二一)年の初夏。終戦からほぼ一年経ったが、日本社会はまだ混沌としている。正男は教員組合の幹部として、日本民主化運動の指導者として寝る間もないほどの忙しさの中で、「初夏身辺」と名付けて自然を詠む余裕を見せている。東京は一面の焼け野原で、自然や空気はきれいだった。
 樹陰(こかげ)にていのち憩わん思いすら夏かたまけぬひぐらしの声
 朝の照りさだまるいまを際(きわ)やかに啼く蝉のありしずけさ泌みぬ
 白き蝶もつれつつ二つ寄り合うや夕涼風の流れそめつつ


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